ファクトリーオートメーション(FA)
プロセスオートメーション(PA)

車体製造での部品の自動点検

SmartRunner Matcherによるラインプロファイルのモニタ

アプリケーション

自動車産業において、車体の生産ラインでは、部品はロボット溶接セルで溶接されます。プレハブの金属板は手動でロボットのグリッパに指し込まれます。この時、金属板に不具合があるかもしれません。不具合がある金属板が使用されると、車体全体を廃棄しなければなりません。この生産段階での不具合は、後では修正できません。この生産段階で部品が使用される前にチェックする必要があります。


目標

金属板の輪郭を確実に検出することによって、自動化された検査が実行されなければなりません。ロボットによる速いペースの生産を維持するために、このプロセスは少しの遅れも許されません。部品の色、干渉、外乱光に左右されず、常に確実に不具合を検出しなければなりません。


ソリューション

光切断法センサSmartRunner Matcherはロボットのグリッパに取り付けます。センサは、すぐに、ロボットがつかんだ金属板輪郭検出して、基準線プロファイルとそれを比べます。参照プロファイルはあらかじめセンサにティーチ・インして保存されています。センサが不具合を報告すると、作業が行われません。センサは、ロボット制御装置の入出力ポートに判別信号を接続、またはSmartRunnerゲートウェイを介してProfinetEtherNet/IPなどのフィールドバス通信のPLCに接続できます。


ベネフィット

典型的なビジョンシステムとは異なり、SmartRunner Matcherはコントラストによって検出をしていません。ラインプロファイルによって低いコントラストのターゲットを検出し、部品の検査を確実に実行します。これは、周囲や背景が暗い環境で特に有効です。また、センサも外乱光の影響を受けません。Vision Configuratorソフトウェアに組み込まれた「ウィザード」で、直感的で簡単な設定ができます。さまざまな接続オプションによって、シームレスな制御システムとの統合を実現します。


まとめ

  • 調整可能な検出と位置の許容範囲
  • 素早いパラメータ設定とティーチ・イン、データ・マトリックス・コントロール・コード、直感的なVision Configuratorウィザード
  • 最大32プロファイルを記憶
  • x/z位置の出力
  • ON/OFF判別信号、ゲートウェイを介したフィールドバス通信
  • 裸眼に安全なクラス1レーザ採用

 


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SmartRunnerは、LEDを用いて、光切断法と2-Dビジョンセンサのユニークな組み合わせで構成されています。…