Pepperl+Fuchsのデータ・マトリックス位置決めシステムPCV、PXV、safePXVはデータ・マトリックス・コードを使用して、正確な位置決めを行います。2-Dカメラシステム、読取りヘッド、およびデータ・マトリックス・コードテープで構成されます。この独自の組み合わせによって、非常に高い精度と信頼性の位置決めを確実に実行します。
接着剤付きのコードテープは、システムやプラントの固定部分に取り付けられます。エレベータ・シャフトの壁、電気モノレールシステム(EMS)のレール上などです。2-D読取りヘッドはコードと平行に動く「乗り物」、エレベーター、EMSのキャリヤーなどに取り付けられます。冗長性コードと大きな読み取り部によって、データ・マトリックス位置決めシステムPCV、PXV、safePXVは、コードテープに汚れや破損が生じていても、位置を確実に検出します。また、コードにギャップがあっても読み取れます。システムによって、読み取り範囲とデータ・マトリックス・コードのサイズは異なります。PXVとsafePXVは、さらに読み取り部が大きいため、取り付け公差も大きく設定できます。位置決めシステムのパラメータは、データ・マトリックス・コントロール・コード、PC、コントローラ(PLC)から設定できます。起動も簡単です。
データ・マトリックス位置決めシステムの主なアプリケーションは、スキッドコンベア、モノレールシステム、エレベーターシステム、スタジオ、クレーンなどです。
safePXVは、SIL3/PL eに準拠した、初めてのセーフティ固定値位置決めセンサです。2-Dカメラとマルチカラー・データ・マトリックス・コードテープから構成されています。センサのファームウェアは、赤と青色LEDによってX位置の値の妥当性をチェックして、セーフティPLCにデータを受け渡します。データはPLCで妥当性チェックを介さずに処理できます。確実で自己モニタを備えたセンサテクノロジーによって、この手法が可能になりました。
位置決めシステム2-D読取りヘッドは、コードテープに印刷されたデータ・マトリックス・コードによって位置を検出します。読取りヘッドのパラメータを設定して、アプリケーションに即した入出力を構成できます。Pepperl+Fuchsはさまざまな要求に合った読取りヘッドを提供します。
読取りヘッドは、コードテープに印刷されたデータ・マトリックス・コードから位置情報を記録して、X、Y位置データを出力します。コードテープは100 kmまで可能です。開始位置と全長を指定してご注文できます。大規模システムや複雑なルートのシステムに、データ・マトリックス位置決めシステムは最適です。
位置決めシステムには、正規のアクセサリをご使用ください。データ・マトリックス位置決めシステムのアクセサリには、接続ケーブル、取り付け器具、パラメータ設定ソフトウェアVision Configurator(無償)のPC接続キットなどがあります。